看護部長 宮垣 好志子
私たちの病院は大阪市平野区の住宅街にあり、
病院の周囲を取り囲むように住宅、小学校、保育園、スーパーなどと共に生活環境の一つとして地域の中に存在しています。
核家族化、少子高齢化が進み、老々介護、独居高齢者、生涯独身の人も増える中、現状、7割以上の方が病院で最期を迎えています。
2017年度の厚生労働省の調査によると、約8割が人生の最期を迎えたい場所として自宅を望むという結果からも今その過渡期に地域病院の期待される役割がある様に思います。
人生の最終段階を尊厳を持って迎えられる看護の最期の役割を果たしていくことに取り組んでいきます。
そのためにも患者様、家族様が持つ関心に関心を寄せ、共に向き合い寄り添い支えられる心のこもった看護をしたいと考えています。
各病棟にあるデイルームの大きな窓の外には志紀山の山並みが眺められ、大自然に勇気をもらえる・・・。季節の移り変わりを感じられるそんな場所です。